クリスマスの真実
小人というものはたいていものを作るのが大好きなものです。
その有名なお話のひとつが靴屋を手伝った小人たち。靴屋の小人からも分かるように、小人という
ものは本当にものを作るのが大好きなのです。
来る日も来る日も、何かしらものを作っては小人の長老の倉庫に置いていきます。小人たちは作る
のは大好きなのですが、それを使うことはあまりしません。
さて、困ったのは倉庫にどんどん物を置かれる長老です。衣服などはたまに持って行く小人がいる
のでそんなに溜まりません。けれど、オモチャのようなものとなりますと、使う小人がいないのです。
とうぜん、倉庫にはオモチャばかりが溜まっていってしまいます。
さあ、この大量のオモチャをどうしようか。
長老がハゲかけた頭をひねって考え出したのがクリスマス。長老が、ペットのトナカイに引かせた
ソリに乗って、自分の倉庫にあふれそうなオモチャの数々を配っていくのです。
なぜ25日なのかですって?それは、長老の倉庫がいっぱいになるのが毎年ちょうど25日だから。
そして、夜が一年で一番長くなる日。1晩で全部くばってしまいたい長老は、1番夜が長い日をえら
んだんですね。
ちなみに、有名なサンタのあの赤と白の衣装は小人の長老の普段着。
と、いうわけで小人の長老は今年も小人の仲間が節操なしに作ったオモチャの後始末に奔走してる
んですよ。
おしまい♪
『街角の落書き』開設祝いも兼ねて、浅羽様からクリスマスに
素敵な小説が添付されたメールを受け取りました。
この物語のあまりの可愛らしさに、季滝自ら
「サイトにアップさせてください!」と頼み込んだところ、
何と浅羽様はこのサイトの為に物語を推敲し直し、
ますます素敵にパワーアップさせた小説を送りなおして下さいました!!
私のサイトのために、わざわざありがとうございますvv
ありがたくアップさせて頂きました☆
こんな可愛らしい物語をクリスマスプレゼントに頂けるなんて、季滝は幸せ者です。
もう一つおまけを付けてくださったので、
そちらは「2」にアップしておきますね。